松崎司による記録

記載中、はてな社サービス仕様により自動で単語にリンクが振られるが、意図したものではない

日本取引所グループに対する問い合わせと回答: 2022年新市場区分関連

問い合わせ

以下の通り問い合わせた。日本時間2022年1月12日に、日本取引所グループ側からの自動返信メール(問い合わせを受け付けた旨)を受信。

JPXウェブサイト

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株式・ETFREIT

市場構造の見直し

新市場区分の選択結果

のページからダウンロードできるエクセルファイル(ファイル名: JP.xlsx)上の
一部の記載についての指摘です。

このファイルの記載は、以下の事実を示しているかと思います。

=====

株式会社インタースペースは、新市場区分の選択を、
2022年4月4日付改正有価証券上場規程(2021年4月30日公表)付則第2条第14項(以下「本項」)を根拠規定として、行った。

=====

しかし実際には、本項は、新市場区分の選択を行う根拠規定などではなく、
(他の項を根拠規定として行った)新市場区分の選択が、
特定条件において、副次的な効果を生む、ということを規定しているに過ぎないと
読めます。
よって、このファイルの当該部分については、明確な誤りかと思いますので、
修正されるべきと存じます。

本問い合わせの事実は公表する予定です。

問い合わせへの回答

日本時間2022年1月12日にメールにて回答を受信。

回答要旨:問い合わせ指摘箇所(備考)は、他の上場会社と同様に、「市場選択に関する根拠規定(第2条第1項)」を前提としたうえで、「同条第3項について読み替えられた」選択である、ということを示すための記載である。

(かぎかっこ内は回答文の一部をそのまま記載)

参考情報

http://jpx-gr.info/rule/tosho_regu_201305070007001.html (以下「規則ページ」と言う)をもとに規定内容を確認する(確認日:2022年4月5日)。

付則のうち最後のものの、2条1項、同条3項は以下のようになっている。


<2条1項>

令和3年12月30日において、本則市場、マザーズ又はJASDAQ(以下、「旧市場区分」という。)に上場している株券等(以下、「既上場銘柄」という。)の発行者は、令和3年9月1日から令和3年12月30日まで(以下、「選択期間」という。)に、選択期間の最終日の翌日から施行日の前日までに上場した株券等の発行者は上場日までに、次の各号に掲げる場合に従い、当該各号に掲げる書類を提出することで、スタンダード市場、プライム市場又はグロース市場(以下、「新市場区分」という。)のいずれかへの上場を選択するものとする。

{以下引用を省略}

<2条3項>

第1項の選択に際して、次の各号に掲げる場合には、当該各号に定める基準に適合することを要するものとする。この場合において、既上場銘柄の発行者は、第1項の規定にかかわらず、改正後の第306条に定める書類を提出するものとする。
(1) マザーズ又はJASDAQ(内訳区分がグロースである場合に限る。)に上場している株券等の発行者が、スタンダード市場を選択する場合
 改正後の第205条、第206条及び第207条
{以下引用を省略}


なお、規則ページは以下のようにたどった。

https://www.jpx.co.jp/
「規則」文言を含むリンク
https://www.jpx.co.jp/rules-participants/index.html
「制度・規則」リンク
https://www.jpx.co.jp/rules-participants/rules/index.html
「定款等諸規則/諸規則内規」リンク
https://www.jpx.co.jp/rules-participants/rules/regulations/index.html
「定款等諸規則/諸規則内規」リンク
http://jpx-gr.info/
「有価証券上場規程(東京証券取引所)」リンク
規則ページ

変更履歴

  1. 日本時間2022年4月5日:タイトルを変更。「日本取引所グループに対する問い合わせ」部分を「日本取引所グループに対する問い合わせと回答」に変更